小説

あのね、頭のいい男の人が思うように恋を成就させられないのはね、「見透かすようなことを言うから」よ。気に入ってる女の子にいいところ見せたいのは人間のみならず全生物の雄に共通する性向だけれど、頭の良さはさりげなく見せないと☆ 隣で斜に構えた意見…

父は、英語が堪能である。仏語、独語も日常会話ならば不自由ない。社交ダンスが上手なのは知っていたが、ビリヤードも乗馬もこなすと知った時は驚いた。囲碁も大好きである。1億総中流時代と言われる社会主義下で、彼もまたこの全てを封印して生きた。粗野な…

戦前の外交官はエリートだった。戦後のように、勉強さえ出来れば家柄や財産に関係なく、なれるというものではない。 祖母の兄は戦前からの外交官であった。祖父母は国の命で半島に出向いていたが、兄から連絡を受け、終戦前に自分たちで船を用意し、帰国した…

この程度のこと

ドラッカーには全く惹かれない。仕事に関係していて、知らないでは済まされないから読んでいたけれど。この程度のことは自分で考えられるし、この程度のことが何故有難がられるのが分からない。そう思っていた。内容は悪くない。毒にも薬にもならない。ただ…

昔好きだった男の子が、いいオトコになっていたら、それってものすごくラッキーなことだと思うの。可能性は少ないと思うのだ。私は最初はよく分からなかったのだけれど、そしてそれは私自身が疑問と傷を抱えて混乱していたからだけど、彼はいいオトコなんだ…

手放しながら鬩ぎ合う

何よりも読めないのは「退屈だから」なのよ。それは自明としてあとの2点ね。そして、ブロックは頻繁に入ってくるメッセージが仕事にも連絡にも差し支える。内容も、現実からずれる。返事をしてもずれる。だから返事はできない。その辺りで。繊細さは罪じゃな…

紫色の歯茎

私、愛してる人っていないわ。 「僕は愛されてる」って思ってるヤツならいそうだけれど。片想いはしてもいいのに、一度交際すると片想いは推奨されなくなるのは何故でしょう?早く忘れて次に…って言われるわ。何故?交際している最中に「あのひとはあなたの…

いろいろありがとう。田舎紳士は嫌いだけれど、あなたは好きよ。あなたはあなただものね。不倫関係に陥らなかったのはすごく立派でした☆ 功績はね、独り占めしていいわよ。時間というのは素晴らしいと私は思う。想い出というのもね。

20代の頃はパーリー・ゲイツが好きだった。好きというか、唯一許せた。今はどういうウェアがいいのか分からない。知らない。日焼けするから絶対近づかない。高校の同級生がゴルフがすごく好きらしいのだけれど、そして上手でもあるらしいのだけれど、それは…

ロマンティックが好き。 ゴルフとか嫌い。やってる人が醜悪なんですもの。全然可愛くないわ。もっさりとした感じ。変な服着て。ゴルフウェアってお洒落じゃない。ルックスも悪い。タイガーは許せる。(ルックスね)遼君は、変な服着て変な髪型って思う。若い…

今さら言っても遅い? 「実力をつける」には恵まれた時代、社会にも家庭にも余力がある、セーフティネットを敷いてもらえる時代に、戦災孤児のように自力で、何もかもひとりで、やってみることだ。嫌でも実力がつく。後の10年遊んでいても大丈夫だ。恵まれて…