DVについて

女性に手を出す、殴るタイプの男性かどうかの見極めというのは、これは女性にとっては恐ろしく難しいことではないかと思う。

精神が弱ければ殴る。否、殴るタイプは精神が弱い。こちらかしら? これは言えると思う。

弱さにもいろいろある。

自分が、殴るタイプの男性と巡り合ったことがないなら、若しくは巡り合ったけれども縁が切れて、共に生きていくのは殴らないタイプの男性だというひとは、第一に、運が良かった。

それだけだ、そう言ってもいいくらいだ。

表面にサインが出る。他人との関わりにサインが出る。その通り。

例として某作家を挙げる。

この人は妻を殴る。
それも手加減なしに思い切り殴っている。本人の著書がソースだ。書名は失念した。

普段は大勢の友達に囲まれ、機嫌よく暮らしているイメージだ。

友達と会社も作った。本を読んで間接的に知る限り、悪い人には見えない。

エピソードをふたつ。どちらも彼の著書か、或いは彼の会社が発行する雑誌がソース。

1.この人は小銭を捨てる。部屋を掃除していて、面倒だから1円を捨てた。知人はこの話に引いてしまう(対談だったかしら?)「お金を捨てるの?!」

普通は考えられない。私も驚きました。


2.親友の言葉。(ああ、この親友の対談集或いはエッセイがソースだったかも。いずれにせよソースは当人か或いは周りの人間)
「僕が**にジーンズをもらったことがあったじゃない?」
「ああ、あったね」
「僕は**がくれたのだから、いいものだと思って履いていたんだよ。そうしたら他人に笑われたよ。流行遅れで、そんなのもう誰も履いてないって言われたよ」
「・・・・」

私がもし彼の身近な女性だとして、判断するならこれらのエピソードから。
逆に言えば、これらを見逃してしまえば、もう無理だ。判断つかない。

この2つは、重要なエピソードだと思う。


現実に会えば、もっと多くのヒントがあるかもしれない。しかし無いのかもしれない。意外に、判断の難易度は変わらないかもしれない。情報量が増えても、余計な情報もまた増えるわけだから。