「そうか、文学が世界性を獲得するためには、ローカリティを愛して、そことちゃんと地続きになっていなければいけない、ということだね。逆説的な言い方だけど、漱石は西欧をたえず意識していたけど、日本のローカリティを抱きしめていないから、世界性を獲得できなかった。」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33810

漱石は自分のことで精一杯なんですよ。

「作家の身体性に対する信頼感が根底にあるから」

「そうしたディセンシーを阻もうとする、ものすごく邪悪なパワーが存在する。村上春樹はそれを、エルサレム賞の受賞スピーチで「システム」と呼んだね。」
春樹と龍は大体同じ時期に、それぞれのやり方で「システム」に挑んだ。

「壊れやすい個人を卵にたとえて、「いかなる時も私は卵の側に立つ」と宣言した。」両者共通している。

「いまの日本人は考えるスパンが短すぎるんだよ。」大事な言葉。しかしこの後に続く言葉はどうにも同感とは言い難い程度には、実学に馴染んだのか。>私  ああ、最後を綺麗に納めている。納得して終われるようにして頂けるのは有難いw 歴史の供養はその通りだろうと思う。