ここではあまり出ていないのだけれど、
(というよりこの日記での私はかなり可愛気ないと思う)
本来の私は、かなり甘々なタイプの女性である。

女っぽい女というのか。

自分の女性らしさを支える強さというのか、男性っぽさが自分の中に必要なのよ。
強くないと女らしくいられない。

まあそれはいいのですが、香水が好きです。
男性にプレゼントする時は張り切っちゃう(笑)
もちろん女性にも!

でも女性にプレゼントしたことってあまりないわ。遠慮しちゃうのね。
男性だと、なんか自分の好みや相手の印象や、
相手への気持ちを表現する手段として考えるのかもしれません。

プレゼントを選ぶ楽しみは、相手のことや喜ぶ顔を思いながらあれこれ品物を
選ぶことにありますが、香水は中でも愉しいアイテムです。


マリリンは「私が纏うのはシャネルの5番」だと言いましたが、
私ならランコム。甘い香りが好きです。私自身も甘い香りがするようです。
自分自身の香りからかけ離れたものではなく、引き立たせるものを選ぶという
心持ちで選択していますが、上級者だと思い切ったブレンドで「新しい私」を
引き出すことも出来るのでしょうね。

気に入ったものをリピートするタイプなので、独りでいる時によく使います。
アロマ感覚なんです。たぶん。

出かける時は、あまり使いません。
デートの時は相手が喜んでくれるなら、つけて行きます。
仕事の時は香水は使いません。

マリリンのように眠るときにお気に入りの甘い香りをそっとつけたり、
自分自身ではなく、バッグの中のハンカチにつけたり。
そうしてバッグの中で香ったり
残り香がだんだん薄れていくのを確認したり、するのが好きです。

小さい頃から箪笥の中に匂い袋を入れるのが好きでした。
ハンカチとかね。

昭和の時代は樟脳の匂いがキツくて、また箪笥の中には必ずと言っていいほど
入っているので、ハンカチくらいしか自分の自由にはなりませんでした。

母が香水のミニボトルを私にたくさんくれたので、あれこれ嗅いでみたり
つけてみたりして試してみる子ども時代だったことが、香りを愉しむ
基盤になったと思います。

母自身はゲランのミツコを好んでいました。

私もミツコは好き。夜間飛行は苦手ですね。
いつかあれを使いこなせるようになってみたいとは思うものの、
私の香りじゃないと基本的には、感じます。

最初に気に入ったのは、フルール ド フルール。ニナリッチです。
二十歳から気に入って、こればかり使っていました。
15年間くらいずっとリピートして使っていたので、「私の香り」です。
生産終了してしまって残念ですが。

フルール ド フルールは日本人好みじゃないと思う。
日本人はもっと、爽やかな軽い感じが好きですよね。

私は甘くて、女らしい濃厚な、重い香りが好きなのです。

フルール ド フルールは若い頃使っていたものなので、軽くて優しい、
女性らしいというよりは女の子って感じの香りです。