女性手帳、不評により当面見送りなのね。これに倣ってマイナンバー制度も…。

マイナンバー制度にて登録&管理される項目は93項目ある。これ全てを確認することがまだ出来ていない。憲法13条との絡みであるが、住基ネットの時には「違憲ではない」という判決が出ている。年金や福祉関係、身分証明書としての役割が前面に出る場合が多いが、検察庁警察庁のデータも含む。

縦割り行政には縦割り行政の意味がある。共通番号制では病歴と犯罪履歴も管理される。検察庁のデータは当該人物が死亡するまで削除されない。戸籍上からは10年経てば犯罪履歴は抹消される。また警察庁の個人データの扱いは、他省庁とでは異なっている。この辺りの調整をどうするのか。

また、精神病歴はどう扱われるのか。精神疾患に限らず、雇用における差別との兼ね合い。病歴は厚労省のデータである。http://news.nicovideo.jp/watch/nw625678  歓迎される土壌が形成されている部分から活用が始まる。当初は個人の預金通帳残高も把握しようとし、これは頓挫する。

この辺りが懸案事項か。私自身勉強も情報収集も足りないし、そんな状態では明確に賛成とも反対とも言えない立場だ。扱うのが個人情報なのでより慎重になるべきだし、13条は尊重していきたいと思う。