ジェンダーが女性にとって無視できないのは、やはり妊娠と出産の責任の重さだろう。分娩そのものが命をかけた行為である。(だいぶ安全になったとはいえ)

毎月訪れる月経から受ける影響だけでも、小さくはない。(個人差は大きいようだ)

体のリズムを無視してはうまくいかない。一度自分が女性であることを受け入れる。そこにたっぷりと時間をかけて葛藤する女性もいるが、これに対する処方箋は未だ不十分であるように思う。

この葛藤は、最初から「負け」を意味する。ゴールは男性を受け入れるところに設定されているからだ。
勝ち負けで異性との関係を設定することそのものが、大きなトラップである。苦しむだけで得るものは比較的少ないように思う。一言で言えば不毛なのである。

思春期までに男性からの愛情をきちんと受け取っていない場合、不十分な場合によく起きるように思う。

女性に囲まれて生活しているとリスクは高まるかもしれない。男女関係に、別の女性からの視点を盛り込んでしまうとなかなか難しくなる。

何処かの時点で或る程度、同性排除の必要がある。そのことに対する肯定の目線があれば楽になる。