第三の新人は日本の実存主義?

「興味深いのは、この文学産業の末端からその中心に躍り出た村上春樹は、直感的に、この装置性の欺瞞を見抜いて、明確な意識として第三の新人の実存意識を課題としていったことだ。」

極東ブログ 「第三の新人が日本の実存主義だった」2012/09/25より


吉行ー春樹の系譜、春樹の吉行に向ける敬愛の情が今ひとつ賦に落ちなかったのだが、これか。

第三の新人は、その後大江という大型新人がすぐ後に控えていたこともあり、消えゆく運命だと思われていたのだ。直前を走るのは三島・安部らの第二次戦後派である。消えゆく運命と揶揄されたのもむべなるかな。

第三の新人実存主義説、考えてみる。