フェミニズムミソジニーを抱えているのは、女性社会が長くフラットであった為。居心地が良くなかった為。いつからフラットなのかは分からないが、これは能力のある女性にとっては地獄である。フェミニストは競争に於ける(男女)平等と自由を目指している。基本的には。女性解放とは自分解放である。

こう言うと身も蓋もないが、男性ウケするルックスがあれば、それを上手に使うことが必要だ。そこに最適化まではせずとも、上手く共存しなければ足枷に変わる。そして武器でなくとも武器に見られる。発砲せずとも、持っていれば「あれは銃だ」と警戒される。

美貌は諸刃の剣だ。

フェミニズムは女性中心の運動である。そこに関わる男性もいなくはないが、女性が中心となる。同性社会にこだわらない者は、フェミニズム運動からは距離をとる。目的を持つ集団は、目的に最適化する為に不自由な集団となる。

競争というのは、ひとを解放する。フラットな社会を実現しようとしては失敗するのは、この点にある。

静的状態で孤独を受け入れるのは、弱い者には難易度が高すぎる。

孤独とは主張である。

生物の雌としては、強い雄を求める。矛盾は最初から孕んでいる。この点をデリケートに仕分けして、自分を偽らないようにしなければ、ベタな価値観のお仕着せではいずれ金属疲労に似た悲鳴が上がる。