本っていうのは自分を括りつけておく紐なのだ。過去に縛りつけておく紐。
大事な本ほど手放さねばならない。
だが、大事な本ほど読み返す価値がある。
新たな発見を運ぶ。それには価値がある。悩ましいところだ。
取っておいても手放しても、リスクが高い。
どちらも自分に新しい風を呼び込む。

「テーブル(食卓・書記台)と
タブロー(窓枠・絵画)と
タブレット(書物・丸薬)は同じものなのだ。」(ヘンリー・ペトロスキー)