ごちそうさん」を見ていて、胸が詰まる。

自分の育った家を「こんな化け物屋敷」と呼ぶ気持ちが分かるし、
私もずっと自分の感情を表に出せずにいたから。

お兄さんは頼りない人だけれど、お嫁さん選びだけは上手だったね、
希子ちゃん。

お静さんも希子ちゃんに優しくしているのよ。

(大きい)お姉さんも、お姉さんなりの方法で、世界で、
その限界の中で希子ちゃんのことを考えているのだけれどね。

お嫁に行くということは、確かに「この家から抜け出せる」手段であるし
他に方法がないと思い込むのも無理はないけれど、
もっと自分の感情を大切にして、時には暴れていいのだ。

お嫁に行くのは、楽しいと思ってすることで、怖いと思いながら
選ぶ道ではないよ。

それにしてもとても可愛らしいお嬢さんなので、
行った先で旦那さんと気が合えば、大事にしてもらえるでしょう。

旦那さんと心が通じ合うことが一番大事。


小さいお姉さんのそばで、家庭を作る楽しさやお料理をたくさん教わって、
それからゆっくり時間をかけて、お嫁に行けばいいね。


このひとがいい、そばにいたいと思えるひとでなければ行かないって
心に決めてしまえばいいのよ。